9月の大型連休スタート 道の駅高田松原 感謝セールに多くの人出
令和8年9月20日付 1面
19日から9月の5連休が始まった。初日は曇り空となったが、過ごしやすい気候となり、気仙の観光地や商業施設は休日を満喫する人々でにぎわった。陸前高田市気仙町の道の駅高田松原では同日から、東日本大震災後の営業再開7周年と来場者400万人達成を記念した特別セールがスタート。県内外からの観光客や地元住民らが旬の果物、野菜、海産物、お土産品などを買い求め、連休初日にふさわしい活気が生まれた。(菅野弘大)
同日の道の駅高田松原には、営業開始の午前9時から続々と買い物客が足を運んだ。産直コーナーには地元産のリンゴやナシといった果物、大きなカボチャ、ナス、ピーマンなどの新鮮な野菜が充実し、多くの人が手に取った。ピーマンは、感謝セール限定の1袋77円で販売されたほか、詰め放題も人気を集めた。
海産物コーナーには、広田湾産を中心とした加工品が並び、買い物客らは商品をじっくり眺めながら品定め。施設内の食堂「たかたのごはん」では、同湾産サーモンをふんだんに使った「陸前高田サーモン丼」が数量限定で提供されるなど、昼食時間帯は多くの人で席が埋まった。
高田松原津波復興祈念公園内の「奇跡の一本松」などを見学後に立ち寄る人も多く、種類豊富なお土産を選んだり、すなば珈琲のドリンクやソフトクリームで一息つく人の姿も見られた。
宮城県登米市から訪れた氏家三貴さん(51)は「何度か寄ったことがあり、スペースが広くて利用しやすい。一本松や津波伝承館なども近く、整備されている印象を受ける」と話した。
震災前の旧道の駅高田松原(タピック45)は、平成3年に開業。津波の被害を受けたが、令和元年9月に高田松原津波復興祈念公園内に再建され、営業を再開した。
県内有数の観光地としても知られ、今年8月5日には累計来場者400万人を達成。指定管理事業者の㈱高田松原(熊谷正文社長)では、この大型連休に合わせて、震災後の営業再開から7周年と400万人達成を記念した感謝イベントを企画した。
22日(火)は、道の駅西側の大屋根下スペースで、地元飲食店や事業者がブースを出店する「高田松原フードガーデン」を開催。▽陸前高田マイクロブルワリー(クラフトビール)▽三陸ブルーイング・カンパニー(同)▽神田葡萄園(ワイン・ドリンク)▽酔仙酒造(地酒・日本酒)▽カフェフードバーわいわい(なっちく・軽食)▽囲炉裏 鉄板 静流sizzle(串焼き・お弁当)▽広田湾漁協(浜焼き)▽おいもの日(壺焼き芋・スイーツ)▽北限のゆずファーム(ゆず味噌こんにゃく)──の9事業者が出店を予定し、ゆったりとしたBGMが流れる会場内でにぎわい創出につなげる。
道の駅高田松原の及川哲兵駅長(45)は「魅力ある売り場づくりはできている。天気の状況もあるが、フードガーデンと合わせて、できるだけ長く滞在して、観光や買い物、飲食を楽しんでもらいたい」と期待を込める。
22日のフードガーデンの開催時間は午前10時~午後4時。感謝セールは25日(金)まで7日間開催する。営業時間は午前9時~午後6時。
盛岡地方気象台によると、連休中の気仙の天気は、22日まで雨や曇りの日が多く、最終日の23日(水・祝)は晴れ時々曇りの予報。最高気温は20~23度で推移する見込みだ。






