秋のクルーズ旅行歓迎 9~11月に客船4回寄港 29日の「飛鳥Ⅲ」皮切りに 大船渡港
令和8年9月27日付 1面
大船渡市の大船渡港に今月から11月にかけて、豪華客船が4回寄港する。1回目は29日(火)の「飛鳥Ⅲ」(5万2200㌧)で、初入港した今年4月以来約5カ月ぶりに立ち寄る。市と大船渡港振興協会が出迎えの行事を実施し、市内外にウエルカムポスターを掲示したりして歓迎ムードを醸成する。2回目は飛鳥クルーズ就航35周年記念として日本一周する「飛鳥Ⅱ」(5万444㌧)が10月27日(火)に停泊し、夜に同クルーズの節目を祝う記念の花火が打ち上げられる予定。
飛鳥Ⅲは兵庫県・神戸港発着の「秋の北海道・みちのくクルーズ」(23日~10月1日)の行程で、29日午前8時に大船渡港に入港する。
乗船客数は約400人。市と同協会は横断幕や大漁旗を掲げ、市のPRキャラクター「おおふなトン」「秋刀魚武士(さんまぶっしー)」などとともに出迎える。港を訪れた一般の市民らには歓迎用の小旗を配布する。
日中は、乗船客向けに市内まちあるきや、陸前高田市の高田松原津波復興祈念公園、平泉町の中尊寺などを訪ねる五つのオプショナルツアーを実施。大船渡港の野々田埠頭では地元銘菓、地酒などの物産販売や炭火焼きサンマの振る舞いコーナーが設けられ、客船は午後6時に大船渡港をたつ。
同港における客船入港は本年度、4月に1回、9~11月に4回の計5回。このうち4回は郵船クルーズ㈱(本社・神奈川県)所有の飛鳥クルーズ船となる。
平成3年に就航した初代「飛鳥」からほぼ毎年受け入れ、同クルーズ船との縁が深い大船渡市。飛鳥Ⅲは昨年に完成し、同市には当初、同年8月に東北各地の港湾のトップを切って入港する予定だったが、直前の台風の影響でクルーズ自体が中止となった。
飛鳥Ⅲは今年4月に初入港し、市などは一度見送った手厚い歓迎行事を1年越しで実施。大規模林野火災の被災者を対象とした船内見学会と昼食会も行われた。
このほか本年度は、10月27日、28日(水)に秋の美景をめぐる日本一周クルーズの一環で、飛鳥Ⅱが寄港する。27日夜には就航35年を祝う記念の花火が、大船渡港周辺で打ち上げられる。
飛鳥Ⅱは11月7日(土)にも寄港する。本年度最後は同30日(月)に「三井オーシャンサクラ」(3万2477㌧)が訪れることとなっている。
市観光交流課の舞良重徳課長は「飛鳥クルーズとは長い間の縁があり、まずは通算2回目となる飛鳥Ⅲをしっかりと歓迎したい。10月には記念すべき就航35周年の一環で飛鳥Ⅱに立ち寄っていただき、関係機関・団体と連携しながらおもてなしができれば。今後も積極的に受け入れながら、大船渡港やまちの魅力を発信していく」と話している。





