ドジャース・佐々木朗希投手 古里・気仙で野球大会 11月21~23日 小学生32チームが出場予定
令和8年10月3日付 1面
米大リーグ、ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希投手=陸前高田市出身、大船渡高校卒=が、陸前高田、大船渡の両市で小学生を対象とした学童野球大会を初めて開催する。佐々木投手が開設したインスタグラムで発表した。関係者によると、11月21日(土)~23日(月・祝)の3日間実施し、32チームが出場する予定。陸前高田で生まれ、大船渡で育った「気仙の至宝」が古里を思い、企画した大会で、両市と地元の応援団体が連携しながらバックアップする。
インスタグラムによると、大会名は「Roki Series」。陸前高田市の高田松原運動公園野球場、大船渡市の市営球場、旧末崎中グラウンドを会場に、トーナメント戦を実施する予定。両市と、大船渡アスリート応援団(大船渡市)、佐々木朗希選手を応援する会(陸前高田市)が後援する。
大会インスタグラムは1日に開設し、大舞台で挑戦し続ける佐々木投手が古里の気仙や、地域の子どもたち、野球大会への思いを掲載。「新しい場所でさまざまな経験をし、多くの人と出会う中で改めて実感したのは、自分を育ててくれた故郷の『温かさ』と『強さ』」「震災による大きな被害の中でも、人々は支え合い、力を合わせ、長い復興への道を歩んでいます」などとメッセージを載せ、「『ここ』で、子どもたちと地域をつなぐ野球大会を開催します」「みんなで、未来に残るものを、これから毎年つくっていきたい」と記した。
佐々木投手は陸前高田市の高田小、大船渡市の猪川小、第一中と進み、大船渡高に進学。令和元年にドラフト1位で千葉ロッテマリーンズ入団。3年目の4年に28年ぶり16人目、NPB(日本野球機構)史上最年少での完全試合を達成し、「令和の怪物」の実力を見せつけた。
昨年、岩手が世界に誇る投打二刀流の大谷翔平選手、山本由伸投手が所属するドジャースに加入。子どもの頃から夢に描いていたという大リーガーとなった。
2年目の今季は先発などとして26試合に登板し、5勝5敗、防御率4・49。オールスター戦後のシーズン後半は特に安定感のある投球を見せた。チームはワールドシリーズ3連覇に向け、日本時間4日(日)にポストシーズン地区シリーズの初戦を控えており、救援としての起用が見込まれる佐々木投手の活躍にも期待が集まる。
大船渡アスリート応援団と佐々木朗希選手を応援する会は、ドジャースの試合に合わせ、パブリックビューイング(PV)の実施などを検討する。同応援団は10(土)、11(日)の両日開かれる市産業まつり(実行委員会主催)でも佐々木投手のユニホームやスパイク、関連のパネルなどを展示する。
同応援団事務局を務める大船渡市生涯学習課の多田宗課長補佐は「佐々木投手に企画していただき、大変うれしい。陸前高田市や応援する会とともに大会をバックアップしていく。佐々木投手のようなトップアスリートを目指すきっかけになればいい」と期待する。
応援する会事務局長で、陸前高田市企画部の村上知幸部長は「朗希選手の力を借りながら、いつか地元でこのようなイベントがあればいいとずっと思い描いていた。気仙全体の活性化につながり、大変幸せなこと。ポストシーズンも始まり、大船渡市と連携しながらPVなども企画できれば」と喜びを語った。





