福祉団体の活動 広く発信 ボランティアフェスティバル 舞台や販売、体験など多彩に(別写真あり)

▲ ステージイベントの開幕を飾ったいかわこども園児たちによるダンス

 「2026おおふなとボランティアフェスティバル」(実行委員会主催)は3日、大船渡市立根町の県立福祉の里センターを会場に開かれた。ダンスや合唱、講演などが行われたステージイベントに加え、市内の福祉団体が製品販売やボランティア体験といった多彩なブースを用意。団体同士や来場者との交流を通し、日頃の活動内容とその成果を広く発信した。
 同フェスティバルは、市内のボランティア団体が一堂に会して交流促進を図るとともに、来場者がボランティア活動に触れる機会を設け、新たなボランティア人材の開拓を目的に開催。県と市が後援した。
 ステージイベントの冒頭、実行委員長を務める同市社会福祉協議会の刈谷忠会長が「今日一日楽しんで、ボランティアの輪がさらに大きく広がる機会になれば」とあいさつ。続いて、いかわこども園の年中児21人が手作りのかわいらしい衣装を着て登場し、約200人の観客の前で元気いっぱいのダンスを披露した。踊り終えた園児たちが、声をそろえて「ボランティアフェスティバルを楽しんでね」と呼びかけると、会場からは大きな拍手が送られた。
 このあと、祥風苑コーラスグループ、大船渡さんご合唱団、大船渡少年少女合唱団による合唱披露、声の福祉図書館「せきれい」による朗読が行われ、各団体が日頃の練習や活動の成果を発表。ステージイベントの最後には、気象予報士兼防災士の江刺幸男さんが「知って備える!気象災害から命を守る」と題して講演し、来場者に定期的にハザードマップを確認する必要性などを伝えた。
 会場の各所では、関係団体の活動紹介や福祉施設の製品販売などが行われ、来場者が関心のあるブースに立ち寄って関係者の話に耳を傾けた。子ども向けに設けられた「わくわくキッズひろば」も人気を博し、訪れた家族連れの笑顔が広がった。
 NPO法人おはなしころりんのブースでは、大船渡高校の山下優奈さん(2年)が学生ボランティアとして活躍。これまでにもボランティアとしてさまざまなイベントに関わってきたといい、「ボランティアについてもっと詳しくなりたいと思って参加した。こんなにたくさんのすてきなボランティア団体があることを知り、地域のことをよく理解しておくことの大切さを感じた。参加して良かった」と笑顔を見せた。
 また、今回はバザーを取りやめ、代わりにボランティア体験コーナーを拡充。体験とクイズを組み合わせた「謎解きスタンプラリー」も用意され、子どもたちが車いすや白杖、点字などに触れる機会につなげた。
 このうち、白杖体験に参加した大船渡町の男子小学生(11)は、「点字ブロックがないと真っすぐ進めなくて怖かった」と、点字ブロックの重要性を再確認した様子。「(点字ブロックの上に止められた)自転車などを見かけたら、よけてあげたい」と真剣に話していた。