華やかに花嫁道中 夢商店街「夢フェス」で披露 道化もにぎやか(別写真あり)
令和8年10月11日付 7面
大船渡市のおおふなと夢商店街協同組合(新沼智浩代表理事)による「2026夢フェス~秋の陣~」は10日、大船渡町の同商店街で開かれた。華やかな花嫁道中に加え、婚礼を祝う地元の風習「道化」が披露され、出店や展示と併せて商店街を明るく彩った。
同組合は、商店街の共用スペースを生かして春や秋に夢フェスを開いており、今回はにぎわいを呼び込もうと花嫁道中と道化を企画した。道化は、婚礼で花婿側が花嫁を迎えに行く際に、周囲が変装をして花嫁へ歓迎の意を表す風習だが、自宅で結婚式を挙げる夫婦が減るにつれて披露の機会が減っていった。
その中、花婿・花嫁役には、来年に挙式を予定する同市出身の髙橋晟さん(24)=北上市=と夕夏さん(24)=同=が立候補。晟さんの曾祖母・東新子さん(93)=大船渡市赤崎町=の足腰の調子が思わしくなく、式への出席が不透明であるため、婚礼の様子を披露することとした。
道中では、はかま姿の晟さんと白無垢姿の夕夏さんを両家親族が先導。同商店街から大船渡プラザホテルまでを練り歩く後ろで、着物やかぶり物で変装した女性住民らがにぎやかに盛り立てた。
途中では、東さんも2人の杯にお酒を注ぐ「迎え酒」を行って門出を祝福。手を合わせながら、「自分たちの手で幸せをつかみ取って」と願っていた。
道中を終えた夕夏さんは「少し緊張したけど、楽しく歩けた。これから温かい家庭をつくっていきたい」と、晟さんは「道化は花嫁側の緊張もほぐれる風習だと思う。これから壁に当たっても、2人でしっかりと乗り越えていく」とそれぞれ話した。
会場では、警察車両や高所作業車の試乗、フリーマーケット、大船渡高校によるプログラミング教室などが行われたほか、11月に同町内でオープンを予定するマクドナルド大船渡店のオープニングスタッフがブースを構えた。
同ブースでは、店内キッチンで使用するフライヤーや厨房機材の展示が行われ、スタッフらが商品を箱詰めする際のテクニックなどを子どもたちに説明。気仙初となる店舗の周知を図った。
長崎晃政店長は「大規模林野火災の被災木を生かした店舗として、地元に根差した場所にしていきたい。地域の皆さんと一緒にまちの活性化ができたら」と話した。






