防火・防災 笑顔とともに 幼年消防フェスタ 保育所、保育園年長児が体験(別写真あり)

▲ 放水を体験する子ども

ロープレスキューを体験する子どもたち

 陸前高田市内の保育所、保育園児が消防体験を楽しむ「幼年消防フェスタ」は15日、高田町の市消防防災センターで開かれた。青空の下で放水やロープレスキューに挑戦し、消防関係者と交流を深めながら防火・防災の心を養った。
 市内の5保育園、3保育所の年長児合わせて約90人が参加。「火の用心」などと書かれたかわいらしいはんてんを着て臨んだ。
 3グループに分かれ、火点への放水や、消防、救急車両の乗車、ロープレスキュー、煙が充満した部屋での移動を順番に体験した。
 各体験場所では、市消防本部(及川貴美人消防長)の職員らが出迎えた。放水では水の勢いに負けずにホースを持ち続けたほか、ロープレスキューではぶら下がった状態で移動しながら歓声を上げた。消防車や救急車への搭乗では内部の機器に理解を深め、煙が充満した部屋での移動はハンカチなどで口をふさぎながら落ち着いて避難する流れを体感した。
 放水を終えた広田保育園の村上大知ちゃんは「水を飛ばすのがおもしろかった」、ロープレスキューを体験した高田保育所の佐々木優咲ちゃんは「ロープをつかんで進むのが楽しかった。消防署の人たちがかっこよかった」と話していた。
 後半には、消火リレー対決や消防署救助隊による訓練を見学する時間も設けられた。閉会式では参加園児で「防火の誓い」を唱和した。
 幼年消防フェスタは、市内の保育所・園の幼年消防クラブと婦人消防連絡協議会、市消防本部・消防署などで構成する市幼少年婦人防火委員会が、東日本大震災前の平成22年まで毎年秋に開いてきた「幼年消防大会」が前身。体験型のイベントを通じて消防の仕事への関心を持ってもらおうと28年に初開催し、新型コロナウイルス禍のため中止した令和2~4年以外は毎年催している。
 体験を見守った及川消防長は「楽しみながら学ぶことで、防火意識を持ってもらうのが第一。さらに、消防活動や業務にも関心を寄せてもらい、将来は職員や消防団員として活躍してもらえれば」と期待を込めていた。