日本一かけた戦い越喜来で 国内BMXレースの最高峰 全日本自転車競技選手権 地元勢含むライダーら激走(別写真あり)

▲ 越喜来の公認コースを舞台に国内最高峰のBMXレース競技が繰り広げられた

 国内BMXレース競技の最高峰に位置づけられる「第43回全日本自転車競技選手権 BMXレーシング」(日本自転車競技連盟主催)の決勝レースが18日、大船渡市三陸町越喜来の「SANRIKU RIDE BASE Bridge Claw」(旧三陸BMXスタジアム)で開催された。同大会の開催は本県初。東日本大震災発生から15年7カ月が経過した中、復興への歩みを進める越喜来の地に全国のトップレーサーらが集結し、「SANRIKU RIDE BASE Bridge Claw」を拠点とする地元勢も出場。選手らによる、頂点をかけた熱いレースが地域に活気をもたらした。(栗村勇翼)

 

 同大会は、昭和60年に「全日本BMX選手権大会」として始まった国内最大のBMXイベントで、全国の選手らが日本一の称号を争う。
 今回の会場は、越喜来の旧甫嶺小学校校庭を活用して令和2年に三陸BMXスタジアムとしてオープンした、北海道・東北地区初の全日本BMX連盟公認コース。今月1日、大船渡町の橋爪商事㈱とのネーミングライツ契約により、名称を「SANRIKU RIDE BASE Bridge Claw」に改めた。今回は、名称変更後初の大会で、国内最大規模の大会の会場となるのも初めて。
 決勝レース前日の17日は公式練習が行われ、三陸の豊かな自然に囲まれたコースで、出場選手らが最終調整に臨んだ。
 18日のオープニングセレモニーでは、東日本大震災後にオリジナル曲『みらい』を発表し、収益金を震災遺児宛てに寄付するなど、被災地支援を続けてきたシンガー・ソングライターの佐藤ひらりさん(新潟県三条市出身)が『みらい』を歌い、続けて国歌を独唱。
 渕上清市長が「この大会は、地域の子どもたちや市民にとっても、全国トップレベルの選手の走りを間近で見られる貴重な機会。(選手の)皆さまの力強い走りが、次代を担う子どもたちの夢や目標となり、BMXのさらなる発展につながるよう期待している」とあいさつした。
 東北勢を代表して、「SANRIKU RIDE BASE Bridge Claw」を拠点とする「TXF BMX RACING TEAM」の細川惺覇選手(一関市)が「地域の人への感謝を忘れず、元気を与えられるよう全力で走る」と宣誓した。
 このあと、クルーザークラスから順に、カテゴリー別のレースが始まった。スタートヒルから勢いよく飛び出した選手らは、大小さまざまな土の起伏を巧みに乗りこなし、急なカーブをさっそうと走り抜けゴールまで力走。指導者や家族、観覧に訪れた地域住民が声援を送り、迫力の走りに歓声を上げた。
 ボーイズ(7~8歳)に出場した小坂友基選手(埼玉県秩父市立大田小2年)は、この会場で走るのは初めてだといい、「新しいコースにわくわくしていた。練習通りのレースができたと思う。楽しく走れた」と笑顔を浮かべた。
 屋内パーク「Bridge Claw Park」では、初心者向けのBMX・ランバイク体験会が開かれ、子どもたちが競技の魅力を体感した。
 大会結果は後日掲載。