2026大船渡市長選/現・新2陣営が出席 選管が立候補予定者向けに説明会 無投票か、選挙戦突入か今後の動向注目
令和8年10月21日付 1面
11月15日(日)告示、22日(日)投開票の日程で行われる大船渡市長選の立候補予定者説明会は20日、市役所で開かれた。無所属で立候補を表明している1期目の現職・渕上清氏(68)=盛町=のほか、出馬を検討中の新人1陣営が出席。告示まで残り1カ月を切った中、選挙選となるかどうか流動的な状況となっており、今後、立候補に向けた新たな動きが具体化するか注目される。(高橋 信)
説明会には、渕上氏後援会(今野武義会長)の関係者2人のほか、立候補を模索している男性の代理人1人が出席。市選管からは佐々木一郎委員長と選挙長の山田宏基議会事務局長らが臨み、助言者として大船渡警察署、日本郵便㈱大船渡郵便局の担当者も同席した。
佐々木委員長は「市長選は当市にとって最大級のイベント。立候補者が1人であっても、複数であってもやることは同じ。ぬかりなく、粛々と進めていきたい」とあいさつした。
選管事務局は告示日における立候補の届け出方法や必要書類、選挙運動、供託手続きなど、大船渡郵便局、大船渡警察署の担当者は選挙運動に関する注意事項などについて、それぞれ説明。両陣営の出席者は配布資料に目を通し、説明内容や届け出の提出期限などを確認した。
渕上氏は8月、市内で記者会見を開き、再選を目指して立候補を表明。政党推薦は求めず、後援会を軸に活動していく。後援会の事務所開きは25日(日)、大船渡町地ノ森の現地で行われる。
4年前の前回選では3期12年務めた当時の現職が勇退し、市長選としては過去最多の新人5人による激戦の末、渕上氏が初当選。市長就任後、地域経済と子育て分野に力点を置きながら施策を展開し、昨年2月の大規模林野火災発生後は復旧・復興業務にまい進している。
渕上氏の再選出馬について、多くの関係者が「既定路線」と受け止める一方で、このほか立候補に向けた動きは表面化していない。昭和55年以来46年ぶりに無投票となる可能性があり、選挙戦となるかどうかが焦点となっている。
こうした状況下、前回選にも挑んだ男性が現在、出馬を検討中。同日の説明会に代理人が出席し、男性は「立候補の可能性がある以上、必要な情報を仕入れたり、準備したりするのは重要なこと」とし、「今月末をめどに態度を表明したい」と語った。
市長選は市制施行後、今回で通算21回目。無投票に終わったのは、昭和27年、39年、55年の3回しかない。
選挙戦となった場合、投票は11月22日午前7時から午後7時まで、市内39カ所で受け付ける。同16日(月)から21日(土)までは市役所本庁、三陸支所、綾里・吉浜両地域振興出張所で期日前投票が行われる。
開票は22日午後8時15分から、市民体育館で実施する。
市内有権者数は9月1日現在、2万7288人(男1万2990人、女1万4298人)。前回選の投票当日有権者2万9301人と比べると、2013人少ない。






