秋の住田に活気呼ぶ 文化・産業まつり開幕 発表会や作品展示など(別写真あり)
令和8年10月24日付 1面
住田町の「文化・産業まつり」(町、町教委主催)は、23日に開幕した。初日は小中高連携文化発表会が開かれ、町内の児童や生徒らがステージで日頃の学習成果を発表。日本遺産「みちのくGOLD浪漫」関連の展示や、町民らの力作が並ぶ作品展もスタートし、25日(日)まで展開する。〝メインデー〟の同日は、多彩な食や体験などを楽しめる「産業まつり」(実行委主催)も開かれ、秋が深まる住田に活気を呼び込む。(阿部仁志)
文化・産業まつりは、町内外に住田の芸術文化や農林商工業をPRする秋の恒例行事で、今回で54回目。豊かで創意あふれる町づくりに資することを狙いに、運営を担うまつり実行委が準備を進めてきた。
初日は、農林会館で舞台部門の同発表会が開かれ、世田米、有住両小学校と住田中学校、住田高校の児童・生徒らが参加。町などによる海外派遣事業で今年1月に米サンディエゴを訪れた中学生と高校生による報告、各小中学校による合唱披露、住田高によるドローンショーが展開された。
このうち、住田中の合唱ステージでは、生徒らが全員で指揮のように手を振りながら歌い、体の動きとともに息も合わせた。はっきりと聞こえる歌詞や美しいハーモニーなどに練習の積み重ねが垣間見られ、中学生の若々しいエネルギーも感じさせる発表に盛大な拍手が送られた。
指揮者を務めた水野心陽さん(3年)は、「練習と同じように、明るい表情で発表できて楽しかった。伝統を引き継ぎ、地域の人たちに元気を届けたいという思いで参加した」と語った。
後半のステージでは、同町の旧五葉小学校に通った時期があるという神奈川県出身のソプラノ歌手・中山美紀さんと、和歌山県出身のピアニスト・谷本喜基さんによるミニコンサートも実施。終わりには、町民歌『幸せ創るまち』を来場者全員で歌い、音楽で心を通わす喜びを共有した。
同会館内では、このほど同町が日本遺産「みちのくGOLD浪漫」に追加認定されたことを記念する「紺紙金字『大乗大集地蔵十輪経巻第二』レプリカ展」や、明治30年前後~昭和初期に制作された木版画を展示する「登米伊達黎明展『近代版画展』」がスタート。
また、社会体育館では、町民から寄せられた作品を公開する「文化展」、小中高生らの図画や木工などが並ぶ「児童生徒作品展」、昭和や平成の世田米地域を振り返る「なつかし写真展」も始まった。展示期間は農林会館の展示とともに3日間で、住田ならではの芸術文化に触れる機会を提供している。時間は各日、各会場午前9時~午後4時(最終日は同3時まで)。
25日午前10時からは、役場庁舎を主会場に第32回産業まつりが開かれる。町が誇る郷土芸能や音楽ステージのほか、食や物販、体験が楽しめる多彩なコーナーも開設される。
問い合わせは、教育委員会(℡46・3863)または農林商工課(℡46・3861)まで。
同日に役場庁舎で行われるイベントのタイムスケジュール次の通り。
▽午前10時=オープニング・大平梅ノ木念仏剣舞▽10時20分=開会式、日本遺産認定証交付式、餅まき▽10時50分=琴伝流大正琴すみたかっこ花の会▽11時10分=上有住・下有住放課後子ども教室▽11時20分=TANASSYS、音蔵
▽正午=行山流山口派柿内沢鹿踊▽午後0時20分=五葉念仏剣舞▽0時30分=行山流高瀬鹿踊り▽0時50分=丸太切り大会▽1時5分=住田三弦会▽1時30分=郷炎神ヒャクシカイザーショー▽2時=閉会式、餅まき






