販売、交流で魅力満喫 市産業まつり まちなか広場周辺で初開催 きょうまで

▲ 多くの来場客が詰めかけ開幕した市産業まつり

 陸前高田市産業まつり(同実行委員会主催)は24日、高田町のまちなか広場周辺で開幕した。東日本大震災を乗り越えて再出発した飲食店舗などが並ぶ同広場周辺を会場とするのは初めて。約90団体がブースを構え、同市が誇る新鮮な水産物、野菜や果物などの農産物、郷土料理をはじめとした地場産品を販売した。来場客らは、各ブースでの買い物や、地元事業者との温かな交流を楽しみ、市の魅力を存分に満喫した。まつりは25日も行われる。(菅野弘大)

 

 24日は曇り空の下、市内外から多くの人が足を運んだ。小友保育所、米崎保育園、下矢作保育園の園児たちによるパフォーマンスがオープニングを飾り、まつりの幕開けを告げた。
 開会式であいさつに立った実行委員長の佐々木拓市長は「本当ににぎやかで楽しい産業まつり。本市の味や文化などを楽しんでいただきたい」と呼びかけ。テープカットに続いて行われた恒例の餅まきには、大勢の人が集い、活気が生まれた。
 広田湾漁協ブースでは、来場客の目の前で調理するホタテ焼きや蒸しガキが人気を集めた。ワカメの詰め放題にも長蛇の列ができ、浜らしい活気で同市の水産業の魅力を伝えた。
 本年度も、震災後の復興支援などをきっかけに友好関係にある佐賀県武雄市、愛知県名古屋市、三重県松阪市がブースを出店。特設ステージでのPRタイムでは、各市の担当者が震災後につながった経緯や販売商品の紹介などを行い、末永く交流が続くことを願った。
 武雄市では、名産の「玉緑茶」や新鮮な卵などを販売。同市役所営業部商工課の知北大寛さんは「お客さんが多く、とてもにぎわっている。震災後の職員派遣から友好都市となり、われわれの『武雄の物産まつり』に陸前高田市からブースを出店していただくなど、相互に行き来している。つながった縁を維持し、互いに助け合う関係を続けていけたら」と願った。
 市内のNPO法人などで構成する陸前高田NPO協会は、本年度初参加。所属する11団体それぞれの特色を生かしたブースを構え、パンフレット配布などで活動をPRした。
 同協会の事務局を務めるNPO法人陸前高田まちづくり協働センターの三浦まり江理事長は「市民の方々にNPOを知ってもらうとともに、協会の活動を通じて、まちづくりに関わる、参画する人を増やしていきたい」と力を込めた。
 市議会ブースでは、議員らが手作りしたポスター掲示板を設置。一部が顔はめパネルとなっており、来場客らが〝公約〟を書いたポスターを貼って写真を撮影するなど、選挙を身近に感じる機会とした。
 ブース内では、陸前高田のまちなどについて、来場した市民にシールアンケートを実施。市選挙管理委員会による電子投票体験も併せて行われた。
 市民と語る小委員会の大坂俊委員長は「まずはわれわれの活動を知ってもらう点が大切。市民の声を聞くためには、距離の近いところで実施することが効果的だ」と話した。
 25日の開催時間は午前9時~午後3時。特設ステージでは氷上共鳴会の太鼓演奏を皮切りに、ダンス、アーティストライブ、市民吹奏楽団、高田第一、高田東両中学校による合同演奏などが行われる。餅まきは午前10時(水産業まつり)と午後2時40分(建設業協会)の2回を予定している。