1400人余しのび大法要 成仁会設立50周年記念事業 節目に感謝する式典も(別写真あり)
令和8年10月27日付 2面
大船渡市の社会福祉法人成仁会(山崎和彦理事長)による同法人の設立50周年記念事業は25日、盛町のリアスホールで開かれた。物故者大法要では運営する各施設で長寿を全うした入居者ら1400人余をしのんだほか、式典ではともに福祉充実を目指して行動をともにした関係者らに感謝の意を表しながら、さらなる発展を誓った。
大法要と式典には、自民党幹事長を務める鈴木俊一衆議院議員や達増拓也知事、渕上清大船渡市長、佐々木拓陸前高田市長のほか、入居者の遺族や成仁会職員ら延べ約1000人が出席。大ホールのステージには、幅20㍍、高さ4・5㍍の生花でデザインされた祭壇が組まれた。
大法要で山崎理事長は「節目にあたり思い浮かぶのは、50年間、施設でともに過ごし、成仁会をわが家として、人生の最期を迎えられた1400人余の皆さん一人一人のお姿。皆さんとともに過ごした日々、交わした言葉、そして穏やかな笑顔は、私たち職員の心に深く刻まれている」と式辞。
ステージ上には、長安寺の金正俊住職をはじめ11カ寺の住職が並ぶ中で読経が響き渡った。参列者全員が白菊をささげ、大切な人が生前に各施設で過ごした日々を思い起こしながら静かに手を合わせた。
記念式典では、山崎理事長による式辞に続き、鈴木衆議院議員、達増知事、渕上市長、県社会福祉協議会の千葉茂樹会長、大船渡商工会議所の米谷春夫会頭、物故者家族代表の石田知子氏、元参議院議員の藤原良信氏が祝辞。職員を代表し、成仁会の崎山美知枝常務理事が、家庭をつくり安心して働ける職場環境に感謝を込めながら、さらなる発展への貢献を誓った。
壇上では、法人創設者の故・山崎伊一郎氏や故・山崎シゲ氏に対する顕彰状の贈呈も。法人発展に尽力した個人、団体、事業所などには感謝状を贈った。
祝電披露に続き、アトラクションでは長安寺太鼓が登場。勇壮な音色を響かせ、半世紀の節目を祝う華やかな活気を呼び込んだ。
法要と記念式典の間には、50年の歩みなどをまとめたスライドショーの上映も。大ホールにつながるホワイエでは、懐かしい日々を思い起こさせるパネル展示が関心を集めたほか、職員総出で参列者を迎え、感謝の思いを伝えた。
成仁会は、昭和51年1月に法人設立登記を行い、同年5月に特別養護老人ホーム富美岡荘を開荘。養護(盲)老人ホーム祥風苑、地域密着型介護老人福祉施設・蔵ハウス大船渡、特別養護老人ホーム・百年の里を開設するなど14の事業所を持つ。今年12月には、グループ法人である宮城県仙台市の杜の里福祉会との合併を控えており、グループ全体のベッド数は601床、グループ全体職員数は500人余を誇る。
50周年に合わせ、記念誌『すべては愛から始まった』を刊行。富美岡荘の運営から始まった昭和51年以来の歩みを写真を中心にまとめているほか、設立当初に勤務していた職員による座談会、「福祉一筋」を貫いた山崎シゲ氏の足跡を振り返る特集も組んだ。3000部発行し、25日の記念事業出席者らに配られた。






