住田の魅力 広く発信 第32回産業まつり GOLD浪漫証書交付式も(別写真あり)
令和8年10月27日付 1面
住田町の「第32回すみた産業まつり」(実行委員会主催)は25日、世田米の役場庁舎前で開かれた。あいにくの雨に見舞われながらも町内外から約2500人が詰めかけ、食や体験、芸能ステージなどを通じて〝住田の秋〟を満喫。先月、町が追加認定を受けた日本遺産「みちのくGOLD浪漫」の証書交付式や関連ブースも展開され、同町の魅力を広く発信する機会にした。(阿部仁志)
すみた産業まつりは、町内外に住田の芸術文化や農林商工業をPRする秋恒例の「第54回文化・産業まつり」(町、町教育委員会主催)の一部として開催。
庁舎前のメインステージで行われた開会セレモニーでは、同町の郷土芸能「大平・梅ノ木念仏剣舞」によるオープニングのあと、まつり副実行委員長の千田明夫商工会長が「住田の秋の恵みを心ゆくまで楽しんでほしい。地域の絆を深めるきっかけとなるように」とあいさつし、来賓らも祝辞を述べた。
次いで、みちのくGOLD浪漫の認定証交付式を実施。産金のストーリーが点在する、住田を含む構成9自治体の連携を図る推進協議会の遠藤釈雄会長(宮城県涌谷町長)が、小向正悟副町長に認定証を手渡し「面的な効果を出しながら、お互いのまちの活性化につなげていきたい」と今後の発展に期待をかけた。
この日は、会場に設けられた食、物販、体験、展示のブースに、地元内外から合わせて約40の事業者・団体が出店。地場産品を使った焼き鳥やフランク串、菓子、新鮮野菜の販売などがあり、活況を呈した。また、芸能披露や音楽のステージ、健康づくりコーナー、買い物をしながら楽しめるスタンプラリーなど多彩な企画も展開された。
日本遺産関係では、砂金採り体験が行われ、午前と午後の定員計40人が予約で埋まる人気ぶりを見せた。参加者は、砂金採り専用の道具「ゴールドパン」を使い、砂の中から疑似砂金や翡翠、水晶などを見つける〝お宝〟探しに熱中した。
近隣の大船渡消防署住田分署駐車場では、「はたらく車の展示会」とし、消防車やパトカー、救急車、自衛隊車両などを展示。大船渡警察署員は交通事故防止や改正道路交通法の周知・啓発活動も兼ね、チラシや反射材を来場者に配布した。
大人と一緒にショベルカーを操作して木材を移動させる体験をした小倉滉生ちゃん(世田米保育園年少)は「車は大好き。(操作ができて)楽しかった」と満足そうな表情を浮かべた。
併催された気仙スギまつりでは「丸太切り大会」が開かれ、小学生、一般女性、同男性の3部門で〝腕自慢〟たちが優勝を争った。のこぎりで丸太を切る間、周囲からは老若男女の「頑張れ」という温かな声援が飛び交い、アットホームな空間が広がった。
終わりには、この日2回目の「五穀豊穣もちまき」を実施。庁舎前ステージに集まった来場者らが明るい表情で手を伸ばし、会場は最後までにぎわいに満ちていた。





