被災地に思いを馳せて 三陸町の「道の駅さんりく」 熊本地震発生から3カ月 「復興応援セール」開催中 

▲ 道の駅さんりくで行われている「熊本地震復興応援セール」

 大船渡市三陸町の三陸ふるさと振興㈱(畑中孝博代表取締役社長)が運営する同町越喜来の「道の駅さんりく」で、「熊本地震復興応援セール」が行われている。令和8年熊本地震の発生から3カ月が経過した中、15年前の東日本大震災の際に受けた支援への感謝を胸に、復興の途上にある被災地に思いを馳せ続ける。(新沼麻波)

 

 熊本地震は7月28日午後4時27分、熊本地方の深さ16㌔の地点で発生した。地震の規模を示すマグニチュード(M)は7・1で、熊本県の宇城市や氷川町で最大震度7を観測。死者38人、重傷者43人を含む414人の人的被害と、全壊2408棟、半壊7802棟を含む6万9604棟の住宅被害が生じ、今月5日時点で1000人以上が避難生活を続けている。
 気仙各地でも被災地支援の動きが広がる中、道の駅さんりくでは、九州・沖縄「道の駅」連絡会との協力イベントとして同応援セールを企画。熊本県内の道の駅から、同県産のデコポン果汁が使われた菓子「くまもとデコポングミ」と「くまもとデコポン生キャラメル」を仕入れ、それぞれ500円(税込み)で販売している。
 9月下旬のシルバーウイークに合わせて販売を開始し、期間中は屋外テントでPR。現在は入り口正面の最も目に付くスペースに陳列しており、手に取って購入する人も多いという。隣には「熊本県の道の駅と、被災された皆さまの未来のために」という文言が添えられた「道の駅」支援募金箱も設置され、多くの善意が寄せられている。
 陳列スペースの上部には、同町綾里の故・尾坪慶孝さんが手がけた権現様(獅子頭)と、同地区の天照御祖神社の破魔矢が〝鎮座〟。同セールに合わせた展示ではないものの、縁起物が被災地の復興を祈っているようにも見える様子が来場者の目を引く。
 道の駅さんりくでは、「熊本の方々には、東日本大震災後に大変お世話になった恩がある。この復興応援セールを通し、少しでも恩返しができれば」と話し、熊本の被災地を思うきっかけにしてほしいと願う。
 セールと募金箱の設置は、来年3月末まで行う予定。道の駅さんりくの営業時間は午前9~午後6時(冬季は同5時)で、定休日はない。
 問い合わせは道の駅さんりく(℡44・3241)へ。