喜びと感謝胸に新時代へ 市制施行70周年 きょう記念式典開催
令和8年11月7日付 1面
陸前高田市の市制施行70周年記念式典は、7日午前11時から高田町の市民文化会館奇跡の一本松ホールで開催される。記念特別表彰や記念メッセージの発出、伝統芸能のステージアトラクションなどを予定。これまでの市政の歩みを振り返るとともに、先人たちのたゆまぬ努力とまちの発展に尽力した全ての関係者に感謝を伝え、次世代に継承するまちづくりへの決意を新たにする。(3~5面に関連特集)
式典には、市の関係者や関係自治体の市町村長など約130人が出席予定。70年の歩みを振り返る記念映像の上映や、市政発展に貢献した関係者らへの表彰、未来に向けた記念メッセージの発出を行う。司会は広田町出身で俳優の村上弘明さんが務め、ステージアトラクションとして、気仙小学校児童による気仙町けんか七夕太鼓の演奏も予定する。
陸前高田市は昭和30年1月1日、町村合併促進法に基づき、気仙郡南の高田、気仙、広田3町と、小友、米崎、矢作、竹駒、横田5村が合併(人口3万2609人)して誕生。日本百景にも選ばれた名勝・高田松原など、豊かな自然と温暖な気候に恵まれ、農林水産業を主体に商工観光業、気仙大工・左官などの伝統技法を有するまちとして発展を遂げてきた。
昭和35年5月のチリ地震津波、平成23年3月の東日本大震災など、幾度か大きな自然の脅威にさらされた。それでも、市民が力を合わせて復興を成し遂げながら、まちづくりを前に進めた。震災支援を機につながった各地の関係者らとの絆は、年月を重ねるごとにより強固なものとなっている。
震災で被災した施設の再建や生活・産業基盤を整えるハード復旧が終わり、今後はこれらをいかに活用していくかが、持続可能なまちづくりの鍵になる。幾多の災禍を乗り越えた歴史を胸に刻み、復興支援で生まれた絆と交流をいっそう深化させ、まちはさらなる飛躍を遂げる。(菅野弘大)
震災15年復興祈念感謝式も同日開催
7日は、陸前高田市市制施行70周年記念式典の開催に先立ち、午前9時から同ホールで「東日本大震災15年復興祈念感謝式」を開く。震災から15年を迎え、これまでの復旧・復興を支えた国内外の関係者らに改めて感謝や敬意を表す機会とする。
式典には関係者ら約130人の出席を見込み、復興支援などに尽力した市外の企業、大学、団体への感謝状贈呈や、派遣自治体からのメッセージ、復興祈念メッセージの発出を行う。復興祈念公演では、高田町出身で声楽家の菅野祥子さん=オーストリア・ウィーン在住=が、自身で作詞・作曲した楽曲を披露する。






