2026大船渡市長選/無投票の可能性高まる 告示まで1週間 立候補表明は現職のみ
令和8年11月8日付 1面

渕上清氏
任期満了に伴う大船渡市長選は、15日(日)の告示まで残り1週間に迫った。立候補を表明しているのは、1期目の現職・渕上清氏(68)=盛町=のみ。他に表立った動きはなく、昭和55年以来46年ぶりの無投票となる可能性が高まっている。
渕上氏後援会(今野武義会長)は7、8の両日、市内各地の災害公営住宅を回り、1期目の実績をまとめたチラシをポスティングで配布している。15日は午前8時から大船渡町字地ノ森の後援会事務所で出陣式を行う。
渕上氏は8月、再選を目指して無所属で立候補すると表明。政党推薦は求めない。
10月に行われた事務所開きには、遠野市の多田一彦市長、陸前高田市の佐々木拓市長、大船渡商工会議所の米谷春夫会頭や支持者約130人が出席。自民党の鈴木俊一幹事長(衆院岩手2区)も駆けつけ、激励のあいさつを述べた。
今回の市長選におけるスローガンは「未来を担う子どもたちに贈る 金色の夢を育む」。▽仕事を作り安心して働けるようにする▽魅力を発信し新しい人の流れをつくる▽安心して子どもを産み育てられるようにする▽生涯暮らし続けられる地域をつくる──の四つを柱に、具体的な政策を打ち出す。
今野会長は「なんとしても渕上市長に2期目も頑張ってもらうため、後援会が一枚岩になり、緊張感を持って活動していく」と気を引き締める。
4年前の前回選は、3期12年務めた当時の現職が勇退。過去最多の新人5人による激戦の結果、渕上氏が新たなまちのリーダーの座を射止めた。
一転して今回は、同氏を除いて立候補への動きは表面化していない。無投票での続投を阻止すべく、前回選にも挑んだ自営業・鈴木茂行氏(57)=猪川町=が立候補を模索したが、10月31日、出馬を断念した。無風の様相を呈し、盛り上がりに欠ける状態が続いている。
市長選は市制施行後、今回で通算21回目。無投票に終わったのは、昭和27年、39年、55年の3回しかない。
届け出書類の事前審査は9日に市役所で行われる。市選管は今後、市内187カ所にポスター掲示板を設置する。
選挙戦となった場合、投票は22日(日)午前7時から午後7時まで、市内39カ所で受け付ける。16日(月)から21日(土)までは市役所本庁、三陸支所、綾里・吉浜両地域振興出張所で期日前投票が行われる。
開票は22日午後8時15分から、市民体育館で行う。
市内有権者数は9月1日現在、2万7288人(男1万2990人、女1万4298人)。前回選の投票当日有権者2万9301人と比べると、2013人少ない。





