心躍る高田の夏
令和8年7月9日付
梅雨の合間の天気が良い日は、暑さを感じるようになってきたこの頃。今年も、暑さと闘う夏のシーズンがやってきた。
取材担当になって初めての陸前高田の夏は、心躍る行事が目白押しだ。
まずは、高田松原、広田両海水浴場の海開き。高田松原は、小さい頃に何度も足を運び、砂浜や松林でたくさん遊んだ記憶がよみがえる。今年も、出店や多彩なエリア、海上アスレチックが設けられるほか、海水浴場を起点として市内各所の周遊を促す企画も発表され、にぎわいが生まれそうだ。広田は、防潮堤を上って見渡す白い砂浜と青い海、空のロケーションが素晴らしく、開設期間中に一度は足を運びたいと思っている。
「お天王さま夏祭り」の初日に行われる「チャオチャオ陸前高田道中おどり」も楽しみだ。本番に向け、関係団体による練習会などが催され、機運の高まりを感じる。私は踊った経験はないが、音頭を聞けば、体が自然とリズムを刻み、東日本大震災前のまち並みが思い起こされる。お天王さまならではの、屈強な男性陣による神輿還御にも注目したい。
8月に入れば、高田町の「うごく七夕」と気仙町の「けんか七夕」が行われる。どちらも子どもの頃から見に行ったり、山車を引っ張ったりと、思い出深い行事で、取材は入社1年目の令和元年以来となる。
「うごく」は震災後、かさ上げされた中心市街地を複数の山車と市民が練り歩く。「けんか」は2台の山車が勢いよくぶつかり合う。どちらの七夕も、それぞれの歴史や関わってきた市民の思いがにじむ、唯一無二の地域行事だ。
加えて、初取材となる矢作町の「下矢作灯篭七夕」も、どんな景色が見られるのか、開催は1カ月ほど先だが、今からワクワクしている。
いずれも、取材として行くことにはなるが、参加者と同じ楽しむ心を持って、陸前高田の魅力ある夏を発信していきたい。(菅)






