来年も野菜を食べよう
令和7年12月27日付
県大船渡保健所と気仙3市町は先月、気仙地域『未来を育てるベジしゅうかん』を展開した。気仙の高校生をはじめとする地域住民らを対象に、野菜摂取量等による健康状態の見える化などを通じ、主体的に健康と向き合い、望ましい生活習慣を身に付けてもらおうと初めて企画し、さまざまな取り組みが行われた。
高校生たちは、ポスターや野菜摂取を呼びかけるPOPを作成し、店舗などで掲示したほか、管内のスーパーではPRのアナウンスも担当。校内の自販機にPOPを掲示したほか、規格外野菜を使ったスープの提供、食育講演会を実施した学校もあり、期間の前後には各校で野菜摂取量を確認するベジメータ測定会も開かれた。
初企画の事業であり、さまざまな場面で取材に入らせてもらった。POPの制作やPR活動などを通じ、生徒たちは野菜摂取はもちろん、10代からの健康づくりの大切さに理解を深めていた様子だった。
ビタミンやミネラル、食物繊維が多く含まれている野菜。厚生労働省などは1日350㌘以上の摂取を呼びかけている。
350㌘は、生野菜なら両手3杯分、1皿70㌘とすると5皿分に相当する。ただ、もやしやキャベツなど1種類の野菜を350㌘食べればいいわけではなく、カボチャやニンジン、トマト、ホウレンソウ、ピーマンなどの色が濃い「緑黄色野菜」も取り入れることが大切なのだという。
筆者は自身の健康を考え、以前から意識して野菜を食べていたが、ベジしゅうかんの取材をしてからは、より気を配るようになった。
ちなみに、取材で先月末と今月中旬、ベジメータ測定に臨んだところ、初回のベジレベルは480(B=頑張っている)。これに対し、2回目は510(A=非常に良い値)にアップしていた。自身の意識もだが、これは何より家族のおかげだと思う。感謝を忘れず、来年も野菜を積極的に食べ続けたい。(佳)






