令和8年05月13日付
「食べられる野草・雑草」のハンドブックを最近、ぱらぱらと眺めている▼人間、いざとなったら何でも食べられるようにしておかねばと覚悟を決め…というのは半ば冗談、半ば本気。まずは図鑑として興味深く読んでいる▼トゲトゲしたアザミや、ふわふわのススキの花穂、ガマの芽など、「えっ、これも食べられるの(口に入れたらモゾモゾしそうだけど)」というものもあれば、「これは絶対、おひたしにできるでしょ」と思っていた草が案外食用に適さなかったり。身近な植物を見る目が変わって面白い▼しかし一番大事なのは「食用できない危険な草」を知っておくことかもしれない▼おいしいものには、なぜかそっくりな毒草がつきものだ。ニラとスイセン、ノビルとタマスダレ、ニリンソウとヤマトリカブトなどは、だいぶ見分けがつかない▼ニラとスイセン、ハナニラの葉の誤食は特に多い。花が咲いていない状態でこれらを識別するのは至難の業だ▼山菜やキノコなどは、取り慣れた人でも間違うことがあると聞く。最近も県内で、「ギョウジャニンニクだと思って」イヌサフランを知人からもらって食べた女性が亡くなる事故があったばかりだ。判別しにくいものは素人は取らないようにしよう▼…というか、何よりもまあ、野草を食べねばならない状況が来ないよう、まずは祈るばかりなのだが。





