令和8年08月10日付
「おや、月曜なのに東海が来たぞ」と思いながら新聞を手に取り、「ということは、あすが休みなんだべな」と推測された方はきっと、長くご愛読くださっている読者であろう▼通常は月曜休刊の小紙が、選挙の投開票日や全国紙休刊日の都合に合わせて月曜も新聞を発行する場合、代わりの休刊日を火曜にすることが長年の習慣だからだ▼ところが今回は火曜も発行し、水曜が休刊という珍しいパターンになった。「山の日」の暦まわりの関係だ▼「山の日」は毎年8月11日に固定されている。ここ3年はたまたま3連休が続いたが、今年は10日が月曜で飛び石連休に。この影響で休刊日も変則対応になったのだ▼「海の日」は7月の第3月曜、いわゆるハッピーマンデー制度の適用で日付が移動するのに、なぜ「山の日」は違うのか▼この祝日が8月に設定された背景の説明は省くが、最初は盆休と連続させやすいよう、12日に制定する案があったという▼しかし8月12日は昭和60年、御巣鷹山に日航機が墜落する大事故が起きた日。よりによって520人もの命が山で犠牲になった日を山の祝日にするのは人倫にもとる―となったのだ▼また、ハッピーマンデー制度は12日のほか、長崎原爆の日にぶつかる可能性もあって適用できなかったのだろう。そう考えると、8月とは〝慰霊の月〟なのだなあとつくづく思う。





