令和8年06月02日付

 はっきり〝潮目が変わった〟のを感じたのは、先週半ばだった。風薫る初夏が終わりを告げ、蒸し暑い、いやな季節に突入したと▼同じぐらいの気温で、同じことをしていても、汗をかくようになったら「走り梅雨」のサイン。汗っかきにとっては大変つらいシーズンだ▼日本の夏の暑さが不快なのは、高温そのものはもちろん、大半が「湿度」に起因すると言っても過言ではあるまい。湿度の高さは体調不良にも直結する▼特に、体が暑さに順応しきっておらず体温調節がうまくできない今の時期は「梅雨型熱中症」に注意が必要だ。気温は25度前後であっても高湿度だと汗が蒸発しにくく、体に熱がこもる▼扇風機と除湿器を併用したり、エアコンの除湿機能を使って室温は28度以下、湿度を40~60%に保つことが予防に効果的だが、つい「エアコンを使うのはまだ早いかな」と思ってしまう時期でもある▼さらに今夏は、電気料金の大幅値上げが避けられず、ますます冷房控えが増えると予想される▼最近はファン付きの「空調服」をよく見るようになったが、それがさらに進化し、背中に冷却プレートが付いた「冷蔵服」も登場。外で仕事する人に重宝されているようだ▼ネッククーラーやハンディファンの機能も向上している。省エネに努めるにしろ、せめてこうしたグッズを活用し、熱中症を防いでいこう。