令和8年09月17日付
高田松原再生の障害になっている「クズ」の繁茂の話題から、今は「アレチウリ」にも困らされているという話を関係者から聞いた▼写真で確認すると、土手などでよく大群落を見ていると気づいた。北米産の大型つる植物で、日本の「侵略的外来種ワースト100」にも選定されている困りものだという▼そこからオオハンゴウソウやセイタカアワダチソウ、ナガミヒナゲシ…特定外来生物をはじめとする外来種の繁殖力・生命力の恐ろしさに関する話題をひとくさりしたのだが、その晩、NHKで〝地球上最悪の侵略的植物〟と呼ばれる「ナガエツルノゲイトウ」が特集されているのを見てまた背筋が寒くなった▼刈り取っても驚異の再生力で田畑や河川を覆い、農業被害や洪水リスクを高める。国や自治体が多額の費用を投じて駆除に努めるも、根絶はほぼ不可能という▼米国、豪州、中国ではこの植物の天敵となる虫を原産国の南米から導入し、今のところ対策は成功しているとするが、本当にそれで大丈夫かと眉をひそめた▼沖縄ではハブの駆除を目的に持ち込まれた外来種のマングースが、ハブではなく希少な在来種を襲い、生態系を破壊した。同様の問題は世界各地で起きている▼人の手で…人間の浅知恵で自然をコントロールしようとした先には、必ずしっぺ返しが来る―そんな気がしてならないが…。






