令和8年03月26日付
先週、天皇・皇后両陛下がお風邪をお召しとの報道があり、ご無理はなさらないでほしいと心配していた▼まだ朝晩は冷え込む東北のこと。当地などへの行幸啓が延期と判断されたのはかえって良かったと思う▼お迎えの準備にあたってきた方々は大変と存ずるが、ご快癒ののち改めて、愛子さまとおそろいでお越しくだされば幸いである▼今上の陛下が即位されてからまもなく8年。上皇陛下が生前退位の意向を明らかにされてから10年となる▼上皇さまは当時82歳。公務ご多端の中で幾度か大病を患われ、にもかかわらず東日本大震災以後、何度も被災地を訪問してくださった。ありがたさとともに、おいたわしいと感じていた▼今もご在位なら、きっとなおも現地へ足を運ぼうとなされたのではないか。そうしたお務めをお元気なうちにお譲りくださったのは、御身を案じていた国民からすればまさにご英断であった▼皇位だけでなく、上皇陛下の国民に対する思いまで受け継がれた天皇陛下、皇后陛下におかれても、何よりご健康であらせられるようにと願っている。お元気なお姿に接することが国民の励みとなるのだから▼それにもしこの先、春らんまんのころにおいでいただくような日程に変更となれば、今よりさらに美しい気仙をお目にかけられるはず。そうなったらお迎えする側の喜びもまた大きくなる。






