令和8年04月08日付
大船渡市の年齢別人口ピラミッドを見ると、75歳以上では圧倒的に女性の数が多い。これは全国平均と同じ自然な数値だろう▼一方、生産年齢人口(15~64歳)はどの年代でも男性が多い▼というより、女性が少ない。中でも20~24歳の区分で少なさが際立つ。25~29、30~34歳でも同様だ▼つまり「若い女性ほど地域から出ていく」傾向が顕著なのだ▼ただ、その状況がここ数年で改善されてきたというデータと、興味深い話を同市の副市長から教えていただいた▼市内の企業が、女性の働きやすい環境整備に取り組んできた成果では―との分析だった▼大船渡は県による女性活躍推進制度の認定を受けた事業所が、盛岡に次ぎ県内で2番目に多いという▼そういえば一昨年、市内で開かれたDEI(多様・公平・包摂)研修会で講師が「男女別役割分担意識や無意識の偏見が強い地域・企業からは人が離れる。特に若い人は」という話とともに、「こうした会に呼ばれたのは盛岡を除くと大船渡が初めて。民間も前向きで大船渡はすごい」と感激していたっけ▼思えば私自身、市内の経営者の方々と接している時、女性だから・目下だからという理由で嫌な思いをした経験がほぼない▼おそらく、これは誇れることなのだ。こうした取り組みが広がれば、大船渡は定着するのに魅力的な地域として発信できよう。






