令和8年03月28日付
国際エネルギー機関(IEA)は、在宅勤務の実施や公共交通の利用、高速道路の制限速度引き下げなど10の提言を行い、石油やガス使用量抑制を世界に呼びかけている▼日本より中東への依存度が低い韓国でも、国民に省エネを要請。公用車の利用縮小も始めた▼片や日本政府は石油元売り会社に、ガソリン販売を抑制しないよう求める。だが逆に元売りの連盟は「現状だと石油製品の供給制限を7月にも行う可能性」と、需要抑制策を取るよう求め返した▼そんな中でガソリン補助金の再開、増額が決まり、石油の備蓄放出も始まった▼次に入ってくる見通しが立たないのに政府が補助金を出し「普段通り給油を」と言っているのはG7でも日本だけだ。これをすごいと見るか無謀と見るか▼ホルムズ海峡を通らない3隻のタンカーが近々到着するが、届く原油量は合計で2日分程度。それも開戦前に積み込みの終わった船が向かっているだけであって、代替ルートが確定したわけではなく、状況は打破できていない▼さらに、補助金を出し続ければ財源が膨張し、現行予算では半年もたないという。党内でもやっと「補助より節約呼びかけを」という議員が出始めた▼状況は、価格高騰対策ではなく石油をどれだけもたせられるのかという段階へとっくに移っているのだが、いつまで〝問題ないふり〟を貫く気か。






