令和8年08月26日付

 保守系を名乗る議員の間で、現代の「不敬罪」復活の動きが活発になっている▼皇室典範が変わったことを受け、「皇室や、皇族の養子となる旧宮家の男系男子らを誹謗中傷から守るために法整備が必要」というのだ▼何をいまさら。美智子さまが皇室に入られた時もひどかったと聞くが、皇后雅子さまが皇太子妃であられた時のバッシングなど、目を覆うほど醜悪だった▼「旧宮家を守る対策が急務」とさけぶ急先鋒の大学教授自身が、かつては雅子さまのご病気やお世継ぎ問題を指して皇后の資質に疑念があると強く非難し、ご夫妻の離婚や廃太子などという、一般人には不可侵の領域にまで踏み込んで語っていた▼見え透いているのだ。皇室を守るためと言いながら、それが天皇皇后両陛下や愛子さまを守るものではなく、旧宮家からの養子や養家を〝国民に尊重させる〟ための言論統制であることは▼あまつさえ、「愛子天皇待望論を排す」ためにも男系男子を庇護すべきとまで言っている▼大方、察しがついているのではないか。皇室典範を強引に変えた者たちの推す一家が、思うようには国民から敬愛されないかもしれないと▼天皇家や上皇さまご夫妻、秋篠宮ご一家が受けてきた下劣な中傷や現政権による皇室への不遜な態度は放置しておきながら、おかしな〝尊王ごっこ〟に走るのはやめてもらいたい。