令和8年08月07日付
今月4日に、昨年より17日も遅く、平年と比べても7日遅れで梅雨明けした東北北部。ようやく夏本番…と言いたいところだが、暦のうえではきょうが「立秋」だ▼この夏はなんだか懐かしいような気分で過ごしている。「そうそう、気仙の夏って本来はこのぐらいの涼しさだったよね」と▼「8月7日の七夕が過ぎ、お盆がくればもう秋」―それが長らく気仙の季節感だったはず。夏の間に気持ちよく海水浴できる日は数日しかなく、あとは唇を紫にしながら泳いだものだ▼地球全体が高温化し、ここ数年は当地でさえ6月から猛暑日近くなるような暑さが続いてきた。けれど今年は真夏日も少なく、朝晩は薄着でいると寒さを感じるほど。日中、扇風機だけで過ごせる日も多い▼エルニーニョ現象が発生すると、世界の広い範囲で高気温となる一方、日本は冷夏になりやすい傾向があるとされる。しかし関東以西は相変わらずの酷暑。東北―特に太平洋沿岸部が涼しいのは、エルニーニョ現象によるものというより、「やませ」の影響とみられる▼かつて東北にたびたび冷害をもたらしてきた冷たい北東の風が、この夏においては〝天然のクーラー〟の働きをしてくれているようだ▼とはいえきょうは七夕に臨む人たちの熱気が影響してか、真夏日近い予報となっている。祭りに参加する皆さんは熱中症にご注意を。






