令和8年07月30日付
火事や家屋倒壊、爆発事故も発生し、多くの死傷者、安否不明者が出ている令和8年熊本地震。余震も相次ぎ、平成28年の震災同様、数日中に再び巨大地震が発生する可能性も指摘される。倒壊した建物で救助にあたる人々や住民に、二次災害が起きぬようにと祈るばかりだ▼この酷暑の中、停電や断水に見舞われている地域もある。早々に復旧したとしても、同県の体育館のクーラー設置率は13・4%。90%を超える東京都などと比べて低い水準だ。すし詰めになった人々が暑さから逃げ場のない状態だと考えると、熱中症の二次被害も気がかりでならない▼東日本大震災以降、避難所設置に関しては多くの知見を積み重ねてきた本邦だが、主要避難所として利用されると分かりきっている体育館のクーラー設置は10年以上たってもなかなか進まない▼そして本県の設置率は熊本よりさらに低い0・8%。まったく人ごとではないのだ▼最大震度7の地震が28時間のうちに2度も発生した熊本地震から10年。よもやこれほど短いスパンで3度目があろうとは考えもしなかった▼ここ三陸でも、生きているうちに最低あと1回は大津波に見舞われるだろうと覚悟しているが、それがあすであってもおかしくないと身につまされ、異常気象下での避難所開設の可能性と対策が一刻も早く議論されるべきと、切実に思う。






