令和8年04月10日付

 「まだ1年半以上あるし」とのんきに構えていたが、早いうちに向き合っておいたほうが良さそうだ。「蛍光灯2027年問題」とは▼昭和~平成と、家庭・学校・職場・公共施設などを照らし続けてくれた蛍光灯が、来年末で製造、輸出ともに禁止となる▼やがてはすべてLEDに交換する必要が出てくるわけだが、既存の照明器具のまま使おうとすると、物によっては火災の原因になったり、LEDならではの節電効果を得られなかったりすることがあるため、工事込みのスケジュールを考えておかねばならない▼国内でも現在、LEDへの移行が進むものの、事業所や店舗、学校などの照明は全体の約4割…数にして約2・9億台が未交換だという▼一方、来年末までのLED推定出荷台数は1億台に満たず、入手困難になることも予測される。交換できず、蛍光灯も切れ、照明が使えない建物が出てくる可能性もなくはない▼無論、製造停止後も蛍光灯の在庫がすぐ尽きるわけではないから、すべてを一気に変えねばとあおるものではない▼ただ、昨今の原材料価格や物流費などの高騰で、どのメーカーのLED照明も今年から15~30%ほど値上げされている▼今後もさらなる値上げは確実であろうし、なんといってもLEDにすれば電気代を大幅に下げられる。お財布のためにも、早めの行動が吉となりそうだ。