令和8年09月20日付
あす21日は「敬老の日」。そして今月15~21日は「老人の日・老人週間」である▼これに合わせて行われた県の調査によると、大正15年9月15日までに生まれた100歳以上の方は1359人。5年連続1000人超となり、また今年は過去最多も更新したそうだ▼気仙3市町でも86人の百寿者がおられると知り、脳裏に自然と、当地の出生数が浮かんだ▼ざっくりとだが気仙の新生児数はここ数年、大船渡市で120人前後、陸前高田市は50~60人前後、住田町は10人前後で推移。40年前と比べると4分の1程度、20年前との比較でもほぼ半減している▼一方でこのまま長寿化が進めば、そう遠くない未来には1年間の出生数より、100歳以上の人数が上回る時が来るのかもしれない―現状でも気仙3市町の新生児が年間200人前後なのだから、ありえない話ではないなあと考えたのである▼現状、子どもの数がV字回復するような〝特効薬〟はつくれそうにない。ならせめて高齢化に希望を持てる社会であってほしい。「国民の健康寿命を保つ」ような施策の充実…むろん個々の健康意識の向上を含め…は欠かせない▼年を重ねても極力、他者の世話にならず、自立した生活を送れる・迷惑がられず生きられる―自分が高齢者になった時に望むそんな状態が、誰にとっても当たり前の社会であってほしいものだ。






