令和8年06月25日付
レジ袋の有料化以降、洋服などの買い物をする際も「袋は有料ですが、いかがいたしましょう」と聞かれることが増えた▼エコバッグがあれば大抵は不要だし、紙袋ばかり増えても無駄になるから基本的には構わない。ただ、こんな時は少し首をかしげる▼そうお安くないケーキ店。下着屋。むき出しでは持ち帰れない品を扱う業種で、箱も内袋も全部有料だった時だ。ほぼ確実に追加で支払わせる前提で商売設計しているんだなあ─と▼包装の有料化は、少しでも利益を確保したい企業側が国の方針に乗じた〝ステルス値上げ〟の側面もあろうが、資材の高騰問題も踏まえ、理解はできる▼しかし商品によっては、正面きって値上げするより印象を悪くする場合もある。レジで客に「この店は必要な包装さえ出し惜しむのか」と思わせるのは損だし、上の指示でそう対応せざるをえない店員も気の毒だ▼最近は高価格帯ブランドでも袋は無料でないことがあるとか。何万~何十万円と買っても袋の1枚さえもらえないのでは、消費体験の高揚を著しく損ない、ブランドの名折れになりそうだが…▼以前はロゴ入りの袋を提げて歩いてもらえば宣伝にもなるというのが一般的な戦略で、他店で購入された物も自店のさらに大きな袋で「おまとめ」していたものだが、もはやブランド側にもその余裕はないということか。






